「腰が痛くて…」
「くしゃみするだけで痛みが走る。」
「仕事や家事がひと段落着いた頃から張り感が…」
そんなあなたに腰痛と漢方治療についてお話します。
腰痛の85%は原因不明!
腰痛は原因を特定できるものが15%前後しかないというのをご存じでしょうか?
原因が特定できるものは例えば、腰の圧迫骨折や腰椎椎間板ヘルニア、他には臓器や血管の問題やガンなどがあげられます。
ですから、様々な検査をして異常なし→痛み止めやブロック注射、リハビリなどで治療を行いますが、痛みを少しでもマシにしていくという治療を受けられる方が多いです。
痛みはマシにはなるのですが痛みがなくなるわけではなく同じ薬をずっと飲み続ける必要があるのも副作用の観点から気になる方も多い現状です。
原因不明の病と言われると漢方薬の出番です。
漢方薬は病名にこだわらず、東洋医学のモノサシから漢方薬を決定していきます。
ですから腰痛の漢方治療は適切な漢方薬を飲めることが一番重要です。。
腰痛の東洋医学的な原因は主に4つ
ここでは東洋医学的なモノサシでどのように漢方薬を選び方について説明します。
大きく分けて1.水の問題2.血の問題3.冷えの問題4.腎虚の4つです。
1.水の問題
水とは体の水分代謝、ミネラルバランスの乱れが原因となる病能です。痛みに関しては骨が弱い。骨折している。関節が摩耗している等があげられます。
この場合は体の水の流れ、特に関節などのミネラルバランスを調える漢方薬を飲む事で改善する事をはかります。
2.血の問題
血の問題は血流の問題が多いです。例えば朝起きると痛いとかお酒を飲んだ次の日が痛いとか、動かすと少しマシなどがあります。
この場合は血流がなぜ悪いのか?を考えて血流を良くする漢方薬をのむか、血を増やす漢方薬をのむことによって血流改善をはかります。
3.冷えの問題
これは血流にも影響するのですが、冷えてくると痛みが増す方がいらっしゃいます。
この場合は温める漢方薬や新陳代謝を上げることによって痛みを改善をはかります。
4.腎虚
腎虚とは聞きなれない言葉と思われますが、こちらは歳を取るにつれて腎と言う機能が落ちていきます。(西洋医学の腎臓とは少し違います。)
「それは年のせいです」って言われると治らないってイメージが多いかもしれませんが漢方薬ならば「年のせい」ではなく、年齢と共に落ちている機能を可能な限り戻すにはどうするのか?と言うのを考えます。
腎虚に関しては補腎薬というものを飲む事で腎虚状態を少しでも良くし、痛みの改善をはかろうと試みます。
神皇漢方薬局では先ほどの4つを上手く組み合わせてご提案しています。
先ほどは4つほど上げてみましたが、これをもとにどのような状態かを判断します。
例えば「この人は1,3が問題だな…」「こっちの人は1,2だな…」「この人は3,4だな…」みたいに人それぞれ違います。
ですから腰痛であってもどのようなタイプかで使う漢方薬は変りますし、同じタイプでも漢方薬が違います。
私たちはご相談された方それぞれのためにオーダーメイドの組み合わせを提案しております。
実は…私も腰痛持ちでした
昔に2,3ほどクリニックや病院で見ていただきましたがそれぞれ診断瞑が違いました。ですが、どれも治療法は同じ痛み止めとブロック注射+リハビリです。
確かにマシにはなったのですが、一定以上はよくならずそのせいで運動を止めた時期もありました。
腰が痛いだけで生活を制限されるし、そもそも動くこと自体も億劫になっていきます。そうなってくると精神的にもつらくなっていきます。
今は漢方薬や養生方をした結果、痛みもなく体の調子もすこぶる順調です。現在は腰痛の漢方薬すらのんでいません。
腰が痛い結果苦しい気持ちもわかりますし、治っていく時の嬉しさもわかります。
そのためには適切な漢方薬を提案してくれる所を探してみましょう。