今冬、風邪やインフルエンザのシーズンです。
風邪の予防に必要な事とは何でしょうか?
皆で勉強して風邪の対策を立てていきましょう。
風邪のうつる方法は3つパターンあります。
風邪がうつることを「感染」といいます。
感染とはどのような種類があるかご存じですか?
感染経路は大きく分けて「接触感染・飛沫感染・空気感染」三つに分けられます。
それぞれの特徴を見ていきましょう。
接触感染はウイルスを触って感染すること。
たとえばウイルスや細菌を持ったが皮膚や粘膜に触れることで起こる感染のことです。
それ以外にもドアノブとか調理器具を触っていたらそこから移ることもある場合があります。
流行性角結膜炎のアデノウイルスが有名ですね。
飛沫感染(ひまつかんせん)はくしゃみや咳で飛んできたものがうつる。
くしゃみや咳って涎や鼻水が飛んだりしますよね?
その時ウイルスや細菌も飛びます。
飛んだ細菌が手や口について感染することを飛沫感染と言います。
一般の風邪や、インフルエンザウイルスが有名です。
空気感染は空気を介してうつります。
空気感染は空気中に菌やウイルスが飛び、呼吸と共に感染します。
風邪がうつるのってこれじゃないの!?って良く思われているそうですが、風邪は先ほど説明した飛沫感染になります。
怖い怖い空気感染の例としては結核が有名ですね。
その他には血液感染や、経口感染はなどもありますが、一般的な風邪は上記の3点です。
感染経路の違いを聞いたけどイマイチわからない。
感染経路の話を聞いたけど、難しいっす…
結局感染経路に関しては
接触感染→めっちゃ近いとうつる
飛沫感染→ちょっと近いとうつる
空気感染→同じ部屋にいるとうつる
こんなイメージを持ってもらえるといいのではないかと思います。
今回は風邪の予防についてですので、飛沫感染で風邪をもらわない方法をお話します。
インフルエンザも新型コロナウイルスも飛沫感染、接触感染
2020年1月30日現在
新型コロナウイルスは空気感染ではなさそうというお話が出ています。
飛沫感染と同じような風邪予防をすることが大事です。
風邪の予防法
1.手洗い
うがいに関してはあまり効果はないというお話がありますが、手洗いについては予防効果があります。
何故なら飛沫感染はとんだウイルスや細菌が手について口に入ったら起こるわけですから、手洗いは重要です。
2.マスクをつける
マスクに関してはウイルスが線維の間を通過するから効果ない!という意見もありますが、全く効果がないというわけではありません。
マスクの一番の効果としては周りにうつさないようにするために使うものです。
なので、咳が出ている、くしゃみが出るなどあるならばエチケットの一つとしてマスクを着用するようにしましょう。
注意点としてはマスクは使い捨てにすること。
なぜなら使ったマスクの外側にはたくさんの最近やウイルスがついている可能性があります。
まず、マスクを取るときにもあまり布の部分を触れないようにして外してもらって、付け替えるのが大事と思ってください。
3.人が多いところを避ける。
当たり前の話になるのですが、人が多いとそれだけ感染する可能性が高いです。
人ごみや満員電車、エレベーター内など、人と人の距離が近いところに風邪になった人がいるとうつる可能性があります。
人混みが避けれるようならば避けましょう。
風邪では抗生物質は効果は薄い。
「先生に抗生物質を出してって言いました。」
私共のお店は調剤薬局でもあります。
このように風邪なので抗生物質を出して!とお医者さんにお願いして出してもらうということをする方がいるそうですが、あまり効果はないと思った方がいいです。
なぜなら、風邪のほとんどはウイルスです。
抗生物質って聞くと悪い奴を倒してくれそうだ!というイメージをされると思いますが、倒してくれるのは細菌です。
それより小さいウイルスについては効果はありませんので気を付けてください。
勿論インフルエンザの時に処方される、タミフル、リレンザ、イナビル、ゾフルーザなどについては「抗インフルエンザウイルス薬」なので効果があります。
なので、先生がこの人は細菌性の風邪だな…と思ったとき以外は無理にもらう必要はありません。
必要以上の抗生物質の使用は「薬剤耐性菌」の原因にもなります。
風邪の予防についてのまとめ
いかがでしたか?
意外と怖い風邪について感染経路からお話してみました。
予防に関してはどんなにしても、したりないぐらいです。