「煎じ薬って飲んでみたいけど大変そう…」
「普段から漢方薬を煎じたり健康茶を土瓶で火にかけたりしているけど簡単な方法ないかな?」
当店でも「日頃行うのが大変だから煎じ薬はちょっと…」って粉薬を選ばれる方が多いです。
ですが、煎じ薬って実は簡単に作る方法があります!
今回は簡単に煎じてくれる漢方煎じ器「文火楽々(とろびらんらん)」についてお話いたします。
煎じ薬っていいの?という方は下の記事をお読みください。
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煎じ薬って大変??
煎じ薬とは、刻み生薬が入った漢方薬を土瓶に入れ、
40分くらい弱火で煮たし、完成した茶を飲む漢方薬です。
「でも、漢方薬の煎じ薬って作るのって大変そう…」
っておっしゃられるケースが多いのは事実です。
私個人としてはつくっている間はスマホのタイマーをセットして、調べ物をしたり、ネットサーフィンしたり動画を見たりしています。
たまに水の量を多くしすぎたり、火加減を強くしてしまって吹きこぼれたりしますが、
それほど苦ではないと自分では思っています。
↑煎じ薬を作っているときの私(イメージ)
文火楽々って何?
ボタン一つで上手に煎じ薬を作れる!
タイマーセットで簡単に漢方薬を作れます!
というのが売りの漢方煎じ器です。
私は今まで土瓶で作っておりますが、今回試しに文火楽々を使ってみようと思います。
これが文火楽々の箱です。
これを開けてみますね~。
文火楽々の箱の中身に入っていたのは…?
開けると中身は左から…
①ガラス容器
②本体
③電源コード
④茶こし
⑤⑥上ぶた及び下ぶた
の6点入っています!
特に難しくなく、説明書のとおり組み立ててみると…
完成ー!
(中に煎じる用の生薬を入れてしまっていますが…)
文火楽々を実際使ってみる!
早速使ってみましょう!
1.生薬と水を入れる。
当店で煎じ薬をご希望された場合ですが、このような薬草パックに入れてお渡ししております。
これと、お水を文火楽々に入れると…
これで準備完了です。
注意点としては水の量を調節する必要があります。
漢方薬って大体500~600mlの水を土瓶で煎じて半分にするんですが、
500mlそのまま入れると出来上がる漢方薬の量が多いので、生薬の量に合わせて量を加減しましょう。
2.煎じる時間を設定しよう!
初期設定では煎じる時間は30分に設定されています。
ここの上と下のボタンで煎じる時間を設定できます!
1分~90分まで設定できるようです。
ちなみに説明書に書かれているおよその煎じ時間ですが…
5分の場合 | 健康のためのお茶や葉や全草からなる民間薬などを煎じる場合に利用します。 | ハトムギ茶、柿の葉、クコ葉、ハブ茶など |
15分の場合 | 一般的な民間薬や処方量の特に少ない漢方薬などを煎じる場合に利用します。 | ジュウヤク、甘草湯、ゲンノショウコ、桔梗湯など |
30分の場合 | 一般的な漢方薬を煎じる場合に利用します。 | 葛根湯、小柴胡湯、柴胡加竜骨牡蠣湯など |
と書かれています。
ですが、漢方薬を出されるお医者さんや、薬剤師さんの指示する時間を優先してくださいね。
私の場合は40分ぐらいしようと思ったので煎じる時間を40分にしました。
3.煎じ開始!
時間設定が終わりましたので後は文火楽々の左上のボタンを…
スイッチオン!
すると…
ピッって音が鳴ると中の水が沸騰した合図ですので、
そこから設定された時間煎じてくれます!
4.煎じ薬の出来上がり!
約40分後…
てれてれてれれれ、てれれれれーれれ♪(アルプス一万尺の曲)
が約30秒流れます(設定で8秒に変えることもできます)
そうすれば出来上がりですので(医師や薬剤師の指示で再煎じなど指示があれば従ってください。)
コップに移し替えて飲んでください。
薬草パックなしで入れる場合は付属の茶こしを使って生薬を取り除きましょう。
出来上がった煎じ薬ですが、保存する場合は冷やしてから冷蔵庫に入れて保管しましょう。
文火楽々の注意点
ガラス容器であるため取り扱い注意が必要です!
他には使わないときはコンセントを抜いておくなどしておいた方がよいと思います。
後は泡が出やすい生薬(ニンジン、コウジン、チモ、タラコンピ、タラコン、メグスリノキ、ヤクチ等)が入った漢方薬を煎じるときは上ぶたを外して、下ぶただけにして煎じるといいでしょう。
その時少し水を多めにしておくとなお良しですのでお試しくださいね。
(ほかの注意点については付属の説明書をお読みください。)
文火楽々を使った感想としてはとても楽でした。
使った感想ですが、土瓶で漢方薬を煎じるよりもっと楽だと感じました。
私の家の土瓶ってあんまり大きくないので、水を入れすぎて漢方薬を作ってしまうと、吹きこぼれたりするので目が離せません。
文火楽々で作ってみると吹きこぼれる心配もないので安心して作ることができました。
使ってみるとより簡単だと感じました。
「煎じ薬や健康茶作るのって大変だなぁ…」って思われている方は使ってみるのもいいかもしれませんね。
最後に
いかがでしたか?
「漢方薬を煎じるのはたいへ~ん」
「毎日煎じ薬の量が違うなぁ…」
そんなあなたにピッタリです。
煎じ薬自体も実はそんなに大変ではないので、何となくできないなぁって思わずに今の現状を変えるためにも試してみてはいかがでしょうか?