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防風通聖散はやせるのか??(漢方 62)

やせたいなぁ!

そう思ってテレビを見ていると…

お腹の脂肪が消えているようなCMが!

気になる!調べたら「防風通聖散」って漢方薬らしい!

私も飲むぞーーーー!

…とそんなあなたに言いたい。

 

ちょっとまって!

本当に「防風通聖散」あうの!?

是非一緒に勉強してみましょう。

この記事はこんな方におすすめ

  • 防風通聖散を試そうか悩んでいる。
  • 防風通聖散で下痢になっている方。
  • 痩せるにはどうしたらいいか悩んでいる方。

 

防風通聖散とは「臓毒証体質」に使う漢方薬です。

「臓毒証体質」って名前だけ見ると物騒な名前ですね

「臓毒証体質」とは一貫堂医学という昔の日本の漢方の偉い先生が考えた体質分類の一つです。

(「一貫堂医学」につきましては機会があればお話しします。)

そんな「臓毒証体質」とは

皮膚の色が黄白色で身体は丈夫で脂肪や筋肉が多い。

そのような体質の方を指します。

一言でいえば「メタボ」といわれる体をしていれば合うのかもしれませんね。

防風通聖散の中身の生薬から考えてみましょう。

当帰(トウキ)

芍薬(シャクヤク)

川芎(センキュウ)

山梔子(サンシシ)

連翹(レンギョウ)

薄荷(ハッカ)

生姜(ショウキョウ)

荊芥(ケイガイ)

防風(ボウフウ)

麻黄(マオウ)

大黄(ダイオウ)

芒硝(ボウショウ)

白朮(ビャクジュツ)

桔梗(キキョウ)

黄芩(オウゴン)

甘草(カンゾウ)

石膏(セッコウ)

滑石(カッセキ)

以上18種類の生薬が入っています。

すべて説明するのは難しいし、ややこしいので重要なのは…

「山梔子」「大黄」「芒硝」「黄芩」「石膏」「滑石」

それぞれ働きは違いますが全て体の熱を冷ます生薬と考えてもいいと思います。

又、「大黄」「芒硝」は瀉下といっていわゆる下剤のような働きがあります。

ということは…

体力があって、強めの熱があって便秘傾向の方が合う。

体力があってというのは体質のお話ですが例えば…

・おしっこの色が濃い。

・便秘傾向である。

・汗をかきにくい。

・舌に苔が多い。

などそのようなことがあれば体に体力がありそうだと考えます。

ちなみに痩せる漢方薬自体は存在するの??

太っている原因によりますが…

水太りの場合:「防已黄耆湯」

筋肉で太っている場合:「大柴胡湯」

太鼓腹のようなお腹だが少し水太りもありそうな場合:「防風通聖散」

このあたりが有名だと思います。

でも太り方だけで漢方薬を決めることはあまりなくて、

からだ全体の体質や体調、お悩みについて考えてオススメしております。

当店の場合「この人なら必要だ!」と感じた場合にのみオススメしております。

神皇漢方薬局流やせる極意とは!?

実際痩せるの??

太鼓腹ってこんな感じ

「防風通聖散」が合う方のイメージとしては太鼓腹のようなお腹をしている場合が多いかなと思います。

内臓脂肪太りの方、つまり男性の方が合う場合は多いと思われます。

女性は皮下脂肪太りの場合が多いので違うものの方が合う…かも?

近年、痩せ薬のような販売の仕方をされていますが、

体質に合わない人が飲むと間違いなく調子を崩します。

痩せていないから効果出るまで防風通聖散のもう!

って思ってしまうと、もっと良くないです。

ちなみに私も体は丈夫な方でしたが、試しに自分で飲んでみたところ下痢が止まらなくなりました。

例えば汗をかきやすい、おしっこの色が薄い、下痢気味である、冷え症がある。

そのような状態で「防風通聖散」は飲んでも体調を崩すだけですのでご注意ください。

じゃあどうすれば痩せるのさ!

当店でもダイエット相談を受けることがあります。

その時に必ずお聞きしているのは…

なぜ痩せたいと思いましたか?

思い出してみてください。

「医者に痩せろって言われたんだよな」

「もっときれいになりたい!」

「デブって言われて傷ついた!」

「不妊治療中に標準体重まで落としましょう。と言われた。」

色々あるかと思います。

そこからどのようにすると痩せるのか。

どうすれば夢を達成できるのか。

そこを考えてお話をしております。

ですが一貫して

「健康にキレイに痩せましょう!」

を一番に考えています。

ダイエット相談もよく受けてます。

ダイエットについて考えている場合もご相談くださいね。

漢方薬は健康のために飲もう!

漢方薬は健康になるために飲むものだと思っています。

体に合っているなら痩せる理由で飲むのもありだと思いますが、

それで体調を崩しているようでは話になりませんよね。

「あなたが痩せようと思った理由は何ですか???」

是非教えてくださいね。

  • この記事を書いた人

北浦 久貴

●開局40年、神皇漢方薬局の二代目相談担当 ●関西伝漢研理事長 ●元全国チェーンの調剤併設型薬局(平均処方箋枚数4000枚/月)に勤務。 出世コースともいわれていたが、東洋医学の奥深さに興味を持ち退職。 その後、本当に効果のある漢方とは?健康とは?を考えつづけています。

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