半夏厚朴湯は喉のつまりの漢方薬です。

漢方

半夏厚朴湯ってどんな漢方薬?いつやめたらいい?効かない理由は?その疑問に専門家がお答えします。

喉詰まってしんどいな~

 

CMで半夏厚朴湯ってやってるけどどうなんだろう??

 

飲む前に合っているかどうかチェックしませんか?

 

漢方薬もあっていれば効果がありますが、効果が無ければお金を捨てるどころか不調になることもあります。

 

開局40年の漢方薬局で働いている私が半夏厚朴湯についてお話します。

 

これを読むだけでも半夏厚朴湯について詳しくなれますよ。

 

当てはまるものがあれば読んでみてください。

  • 喉が詰まって苦しい。
  • 半夏厚朴湯を飲んでいたが効かなった。
  • 半夏厚朴湯が効いたけどいつやめたらいいかわからん。

 

半夏厚朴湯は見方を変えると吐き気の漢方薬に精神的な効果をだした漢方薬です。

 

半夏厚朴湯の中身は

 

半夏(ハンゲ) 厚朴(コウボク) 蘇葉(ソヨウ) 生姜(ショウキョウ) 茯苓(ブクリョウ)

 

この5つが入っています。

 

漢方薬の働きを詳しく考えようと思った時は中身を分解して考えます。

 

①生姜 半夏 茯苓

 

②蘇葉 厚朴

 

と二つのグループに分けられます。

 

①は小半夏加茯苓湯(ショウハンゲカブクリョウトウ)という漢方薬です。

 

これは”つわり”によく使われる漢方薬です。

 

これに②の生薬を加えた構成となっております。

 

②の蘇葉と厚朴のふたつは理気剤というグループに分類されます。

 

この理気剤とは気を巡らせる生薬とイメージしていただければ大丈夫です。

 

この気の巡りが悪い人は喉に違和感を感じたり、イライラしたり不安を感じる方がいます。

 

蘇葉は精神面に、厚朴に関しては腸の具合を調える漢方薬にも含まれる生薬です。

 

この精神的な巡りの悪さを喉のつまりとして感じる方が多いんですよね。

 

梅核気(バイカクキ)って言って、喉に梅のタネが詰まったような気がする状態をさすんですが、半夏厚朴湯は喉が詰まったような人に合います。

 

ですから半夏厚朴湯は基本的には喉のつまりがある人ですが、胃の調子を整える漢方薬が含まれているので胃腸の調子が悪い人にも良い場合があります。

 

半夏厚朴湯はすぐ効くかは体質によりますが早い人は1週間以内に感じる。

 

漢方薬ってゆっくり効くっていうイメージがありますが、時間がかかるという意味ではありません。

 

速いタイプであれば1~2週間でも十分効果を感じます。

 

ただ、半夏厚朴湯って他の漢方薬と相性がいい物が多いです。

 

例えば小柴胡湯や大柴胡湯、茯苓飲などと組み合わせて使うことがあります。

 

漢方薬は生薬の組み合わせ、単純に半夏厚朴湯だけだと効かない場合も多いです。

 

半夏厚朴湯は精神面以外にも喘息や胃腸症状にも使う。

まずは医療用の漢方薬の適応症を見てみましょう。

【ツムラ医療用】気分がふさいで、咽喉、食道部に異物感があり、ときに動悸、めまい、嘔気などを伴う次の諸症。不安神経症、神経性胃炎、つわり、せき、しわがれ声、神経性食道狭窄症、不眠症。
【コタロー医療用】精神不安があり、咽喉から胸元にかけてふさがるような感じがして、胃部に停滞膨満感のあるもの。通常消化機能悪く、悪心や嘔吐を伴うこともあるもの。気管支炎、嗄声、咳嗽発作、気管支喘息、神経性食道狭窄、胃弱、心臓喘息、神経症、神経衰弱、恐怖症、不眠症、つわり、その他嘔吐症、更年期神経症、浮腫、神経性頭痛。
【クラシエ医療用】気分がふさいで、咽喉・食道部に異物感があり、ときに動悸、めまい、嘔気などを伴う次の諸症。不安神経症、神経性胃炎、つわり、せき、しわがれ声。
【三和】精神不安があって咽喉から胸もとにかけて、ふさがるような感じがして胃部が重苦しく、不眠・恐怖感、食欲不振、咳嗽などを伴うものの次の諸症。気管支喘息、気管支炎、百日咳、婦人悪阻、嗄声、胃神経症、更年期神経症、神経性咽頭痛、ノイロ―ゼ。

 

どうでしょうか?

 

精神面以外にも使われることがわかるかと思います。

 

ただ、共通しているのは喉が詰まっているのは何処も共通しています。

 

かならず、半夏厚朴湯を飲む時は喉につまりがある感じがあるかどうかを確認しましょう。

 

半夏厚朴が効かない3つの理由。

 

半夏厚朴湯は効かなかった!という事もあったと思います。

 

理由に関してはの以下の3つが多い印象です。

 

①半夏厚朴湯が効く体質じゃない

②半夏厚朴湯だけでは足りないタイプ

③半夏厚朴湯が効くタイプではあるが、薬の力が弱い。

 

①半夏厚朴湯以外にも自律神経の乱れに使う漢方薬は沢山ある

 

半夏厚朴湯って”精神神経症”とか”自律神経失調症”みたいな売り文句はよく目にしますよね。

 

でも、半夏厚朴湯以外にもたくさんあります。

 

例えば、四逆散、桂枝加竜骨牡蠣湯、柴胡加竜骨牡蠣湯、苓桂朮甘湯、抑肝散、抑肝散加陳皮半夏、逍遙散、加味逍遙散…

 

漢字だらけで呪文のようになってしまいましたが30処方以上ありますし、組み合わせを考えていくと100は超えていきます

 

基本的に私も患者さんに100%同じ漢方薬を提案したことはありません。

 

それぐらい人の体質というの人によって違います。

 

ですから半夏厚朴湯が効かなった=漢方が効かなかったではないと思って別の物にチャレンジしてみましょう。

 

どうせなら専門家に相談される方が私は良いかと思います。

 

②半夏厚朴湯だけでは効かないタイプ

 

半夏厚朴湯だけでは効かないタイプとは半夏厚朴湯を飲むと何となく喉の違和感とかにはいいけど、それ以外の部分には効果がないと感じる方に多いです。

 

半夏厚朴湯に例えば茯苓飲を混ぜた茯苓飲合半夏厚朴湯という漢方薬もあれば、小柴胡湯と混ぜた柴朴湯という漢方薬もあります。

 

半夏厚朴湯には他にも組み合わせると良い漢方薬が沢山あります

 

ですが、2種類混ぜるとなると素人判断では僕は薦めません。

 

③半夏厚朴湯が効くタイプではあるが、薬の力が弱い。

 

半夏厚朴湯は何となくいいんだけど、治りきらないなぁ~って思ったらこのタイプの場合が多いです。

 

漢方薬って実はメーカーによって製法が違います。

 

ほとんどのメーカーはエキス顆粒という種類になりますが、エキス顆粒の欠点は香りが少ない場合が多いです。

 

香りとか関係ないでしょ?って思われるかもしれませんが…

 

精神面に効かそうとするなら香りが弱いと効果も弱い傾向にあります。(あくまで私の経験ですが…)

 

ですから、煎じ薬とか、散剤(生薬を粉砕して混ぜたもの)がよいです。

 

とはいっても中々薬の形を変えるのは難しいのでメーカーを変えてみるというのは一つの手です。

 

空けた瞬間のにおいや口に含んだ時の味が違いますので、そのような違いを楽しむのも一つでしょう。

 

本格的な漢方薬局は煎じ薬をオススメしています。
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半夏厚朴湯との飲み合わせは特別に悪い物はないが、他の漢方薬とは注意しよう。

 

飲み合わせが明らかに悪い薬などはありません。(ツムラ半夏厚朴湯の添付文書より)

 

ただ、他の漢方薬を飲んでいる時はご注意。

 

例えば小柴胡湯と半夏厚朴湯を一緒に飲むと柴朴湯という漢方薬に変わります。

 

当然体の中での働きは変化します。

 

専門家はあえて二種類、三種類使うことによって漢方薬の働きを変化させることをします。

 

専門家でもない人が2種類以上を使ってしまうとマイナスになる面の方が強いので基本的には一つずつ試すのがベストです。

 

(普段からお飲みのお薬がある場合は処方元のお医者さんや薬剤師さんにご相談ください。)

 

半夏厚朴湯をやめるのは症状が消えてから

 

自己判断で飲まれるときは症状がなくなったな~って思ったら止めたらいいと思います。

 

専門家の先生にご相談されている時は先生にご相談ください。

 

私の意見としては漢方治療を行っていく上で漢方薬を止めても症状が出ない体づくりをすることを目的としています。

 

ですので、やめ時もご提案しております。

 

半夏厚朴湯の長期服用は自己判断で避けたほうが無難

 

症状がなくなったらやめたらいいと先ほどお伝えしていますが、漢方薬自体を理由もなく何年も飲んでいるのは絶対してはいけません。

 

漢方専門家の私は基本的には飲んでもらっても同じ漢方薬は半年までと考えています。

 

東洋医学の考えでは健康はバランスが取れた状態と考えています。

 

漢方薬でそのバランスを整えます。

 

バランスが取れた状態で続けるとバランスって乱れていきますよね?

 

ですから、ずっと飲んでいるというならば専門家に相談された方が良いのではないかと思います。

 

まとめ

 

半夏厚朴湯は喉のつまりがある人の様々な症状に使えます。

 

あなたは半夏厚朴湯を飲んで効いたタイプでしたか?効かないタイプでしたか?

 

効かないタイプでしたら効かない理由はわかりましたか?

 

ただ、漢方薬もやっぱり「薬」です。

 

薬の専門家、とくに漢方の専門家にご相談いただくのが一番です。

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神皇漢方薬局の漢方治療への3つのこだわり

 

漢方薬を飲んで健康になる。その為に三つの事を重要視しております。

 

①漢方薬・生薬の質を厳選しております。

 

漢方薬は何処で飲んでも同じか?という質問に私はNO!と答えます

 

何故なら元は自然に存在するものです。

 

ですから材料の質、と製法というものは漢方薬に影響を及ぼします。

 

あなたはカレーを食べる時にヒョロヒョロっとした人参やジャガイモが入ったカレーを食べたいですか?

 

どうせ食べるなら具が大きなカレーを食べたくないですか?

 

漢方薬も同じです。

 

材料の違いが味や風味の違いにつながっていきます。

 

生薬メーカーを厳選しておりますし、粉の漢方薬もメーカーによって違いがあります

 

粉薬においても効果の良い物をメインに取り扱っております

 

また同じ処方でも成分や製法の違いで合う人が変わってきます。

 

当店ではそのように使い分けるために同じ処方を採用している場合もあります。

 

それは一重に相談されたあなたの体質に一番合ったものを飲んでいただきたいと考えているからです。

 

②漢方薬について常に研鑽しております。

 

「漢方薬を飲んでも効かなかった」という経験はございませんか?

 

それは漢方薬が悪いのではなく、漢方薬を間違えているからです

 

「○○という病気にはこの漢方薬がいいよ!」というほど漢方薬は単純ではありません。

 

その為には研鑽するしかありません。

 

当店では得意分野に分かれてそれぞれの疾患について研鑽をしております。

 

③変えるべき生活習慣についてお話しております。

 

漢方薬を飲んで治った!さよなら!では結局また同じ事の繰り返しになる可能性があります。

 

ですから健康になるためのお手伝いとして、健康になるための生活習慣、養生方(ようじょうほう)についてのお話を必ずします

 

「○○を食べると今の体質に合っております。」とか「△△は控えたほうが宜しいです。」など食べ物に限らず運動の習慣などについてもお話しております。

 

生活習慣をガラッと変えるのは難しいので私たちはあなたの無理のない範囲でできる養生方をお伝えしております。

 

そうしてあなたと私たちが協力し合って健康にしていこうと考えております。

 

相談への流れ

 

当店は予約優先です。

 

風邪や急な腰痛などのパッと出た症状に関しては予約なしでも構いませんが、慢性的にお悩みな場合は予約をお願いしております。

 

予約なしで来られる場合はお待ちいただく可能性がございますのでご了承ください。

 

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相談担当のtwitterが出来ました!質問箱もありますので気軽に質問してね。

  • この記事を書いた人

クッキー先生

●開局40年、神皇漢方薬局の二代目相談担当 ●関西伝漢研理事長 本当に効果のある漢方薬の選び方やあなたに合わせた健康法をご提案できるように常に努力しております。

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