イメージしてください。
あなたはお出かけから帰っている途中です。
外は気温が落ちて体が震えるように寒いです。
あったかい格好をしてきたけど、手足が寒い!それになんか風邪も引きそうだ…
今日は健康にいい物を買って帰ろう!でも何を食べればいいのかわからないなぁ…
そんなあなたに、今日は冬に食べるべき食べ物を漢方目線で考えてお答えいたします。
これであなたは冬をもっと快適に過ごせるかも!
こんな方におすすめ
- 冷え症で困っている
- 冬場になると体調を良く崩す
- より若々しく健康で過ごしたい。
何で冬の対策に漢方の考えを使うのか?
漢方は自然に根差した考え方を治療や健康法に活かします。
当然季節の変化も物の流れとして考えるため、漢方理論を知っておくとより自然に根差した健康法が出来るようになります。
冬は寒さと乾燥の影響があり、特に寒さが原因でストレスを感じ体の不調を呼びます。
その寒さによって悪さを引き起こすのですが、これを「寒邪」と言います。
例えば寒くなって血管が細くなりやすいため冷えを強く感じ、しもやけになる方もいらっしゃいます。
また、冷えは五行説の「腎」と言う部分に悪さを及ぼします。(西洋医学の腎臓とは似ているが考え方が違うので注意してください。)
腎が乱れると頻尿やむくみ、膀胱炎、腎炎などを引き起こすこともあります。
空気が乾燥して鼻やのど等体の入り口となる粘膜も乾燥しやすく、抵抗力が落ちて風邪をひきやすくなります。
ですから、「冷えにオススメの食材」「乾燥にオススメの食材」「腎にオススメの食材」の三つを取るのが冬を快適に過ごすためにポイントになります。
冬にオススメな食材は「温める」or「潤す」or「腎によい」がポイント!
先ほどのお話から冬の食材は「温める」or「潤す」or「腎に良い食べ物」がよさそうだけど…具体的には何がいいの?と思いますよね。
それぞれ細かく説明していきましょう。
冷えにオススメの食材は温める物
冷えに対しては熱性、温性の食べ物が良いです。
熱性の食べ物はお酒、羊肉、胡椒、唐辛子、山椒、シナモンが有名です。
温性の食べ物は牛肉、豚肉、鶏肉、ネギ、ニンニク、ニラ、パセリ、カブ、らっきょう、フキ、ニンジン、シソ、ショウガ、タマネギ、お酢、味噌等です。
いっぱいあってわかんな~い!
っていう時はとりあえず肉類と、辛い物が温めると考えればいいです。
ただ、唐辛子などは食べ過ぎると汗が出てくるので注意です。それは温めすぎです。
乾燥にオススメの食材は潤す物
乾燥に関しては潤す物がポイントになります。
潤す食べ物と言えばリンゴレモン・サクランボ・梅・桃・アンズ・スモモ・ミカンや米・もち米・小麦・大麦・玄米・モヤシなどが潤す物として有名です。
わかんな~い!
ってときはとりあえず果物と穀物類って覚えておくといいですよ。
腎にオススメなのは黒い奴か海で取れそうなやつ
五行説の腎に関係する色は「黒」です。また、味は「塩辛い」です。
つまり腎を高めるには「黒い食材」or「塩辛い物」を食べるとよいです。
腎にオススメなのは黒豆、黒ゴマ、わかめ、のり、もずく、ごぼう、ひじき、昆布、しいたけ、松茸等です。
また、腎とは加齢とともに機能が落ちると言われます。
ですから腎に良い食事はうまくとればアンチエイジングにも良いでしょう。
食事をコントロールして冬を快適に過ごしましょう。
「私の冷えは体質なんですよ…」とあきらめる前に食べ物や生活様式を変えてみませんか?
それだけでも寒くてつらい冬を乗り越えられるようになります。
その為に漢方の考え方と言うのはあります。
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