少し食べただけで苦しくなり、食事が楽しめない。
検査では大きな異常がないと言われても、つらさが続いている―。
ご相談料・キャンセル料は無料です。無理な購入をおすすめすることはありません。
消化器内科で治療中の方も、ご相談いただけます。
このページが当てはまる方
- 食後の胃もたれが続く
- みぞおちの不快感や張りがある
- 少し食べただけで苦しくなる(早期飽満感)
- 吐き気、げっぷ、食欲不振がある
- 胃カメラで「大きな異常はない」と言われたが不調が続く
- PPI や胃薬を使いながら、体質面からも相談したい
- 喉のつかえ感や動悸、自律神経の乱れも気になる
- 服薬中のお薬があり、漢方との併用相談に不安がある
はじめてお越しになる方からは、この中のいくつかをまとめて伺うことがほとんどです。
機能性ディスペプシアでよくあるお悩み
- 「胃カメラで異常なしと言われたが、どこに相談すればいいのか分からない」
- 「胃薬を続けているが、飲んでも変化が乏しい」
- 「自律神経のせいだと言われたけれど、何をすればよいのか分からない」
- 「緊張する場面が続くと、決まって胃にくる」
- 「朝は平気なのに、夕方から胃が重くなる」
- 「食べられる量が減って、体力が落ちてきた気がする」
- 「外食や人との食事の予定が不安で、断ることが増えた」
- 「病院に通いながら、体質面も一緒に見てくれる相談先を探している」
どれも、胃のあたりだけを見ていても手がかりが増えにくいお悩みです。当店では、症状が強く出る時間帯と、その時期に何が重なっていたのかから伺っています。
機能性ディスペプシアの漢方相談で伺うこと
機能性ディスペプシアと言われた方のご相談では、症状そのものと同じくらい、その症状が「いつ・どんな場面で」出るのかを詳しく伺います。同じ食後のもたれでも、気の張る予定が続いた週にだけ強くなる方もいれば、食べられる量が落ちてきたことと一緒に出ている方もいます。漢方では、この出方の違いを手がかりにして考えていきます。
ひとつは、緊張と胃の働きが連動している出方です。気を張る時期に決まってみぞおちが張る、げっぷが増える、胸のあたりがつかえる感じが出る。食べたものの内容と関係なく症状が動くときは、胃のあたりだけを伺っても手がかりが増えません。そこで、眠りが浅くなっていないか、ため息が増えていないか、気分の波はどうかというところまで一緒にお聞きします。漢方では昔から「気(き)の巡り」、つまり体を働かせる力の流れ方という言葉で、緊張と体の張りが一緒に動くことを説明してきました。
もうひとつ多いのが、胃腸そのものの力が落ちている出方です。少し食べただけで満腹になる、食後に重さが長く残る、そもそも食欲が湧かない。こういうときは、疲れやすさ、軟便、手足の冷えが同じ時期に出ていることが多く、胃の症状だけを切り離して伺うことはしません。食べる量が減った状態が続くと体力の面にも響きやすいので、一日の食事のとり方や、いつ頃から量が減ってきたのかをお聞きします。短期間で体重が大きく落ちている場合は、まず消化器内科でご確認ください。
胃のあたりに水分がとどまる感じが前に出る方もいらっしゃいます。胃の上のほうで水が動く感じがする、水音が気になる、冷たい飲み物をとった後や体が冷えた日に重くなる、天候の変わり目にむくみと一緒につらくなる。心当たりはありませんか。飲み方の癖・冷え・むくみの出方が症状と一緒に動くことがあるため、水分をどのくらい、どんな温度でとっているかはよくお尋ねする点です。
ここまでの3つの出方は、どれかひとつに必ず当てはまるというものではありません。緊張が続いた時期に食欲が落ち、そこへ冷えが重なる、というように、同じ方のなかで組み合わさっていることのほうが多いくらいです。
「この体質パターンだから必ずこの処方」と機械的には決めず、お一人おひとりの体質・服薬状況・生活背景を伺いながら、糸練功も参考に、問診票の内容に加えて確認していきます。
メンタルや緊張の乱れが自律神経に影響し、その影響を胃の働きが受ける場面がある。このことは消化器内科でも説明を受けた方が多いと思います。当店でも、胃のご相談がそのまま「自律神経の話」として持ち込まれることは珍しくありません。ただ、自律神経に関わる場面で名前の挙がる漢方薬はたくさんあって、ひとつに決まっているわけではないんです。だから私は、同じ「機能性ディスペプシア」と言われた方でも、その方がいま何にいちばん困っているのかを先に伺うようにしています。
西洋医学から見た機能性ディスペプシア
機能性ディスペプシアとは
機能性ディスペプシアでは、胃もたれ、早く満腹になる感じ、みぞおちの痛みや焼ける感じ、吐き気などが続くことがあります。こうした症状が慢性的に続き、内視鏡などで症状を説明できる器質的な病気が確認されない場合に、消化器内科で診断されます。背景には胃の動き、胃酸、ストレス、睡眠、食事の影響などが関係することもあり、診断や治療方針は消化器内科で確認されます。
なお「FD」は Functional Dyspepsia(機能性ディスペプシア)の略として使われる呼び方で、診療の場や検査結果の説明でこの表記を目にすることがあります。
検査で形の異常が見つからないのに症状が続くことについては、消化器内科で次のような説明が行われることがあります。
ひとつは胃の動きです。食べたものを送り出す働きがうまく進まないと、量を食べていなくても重さが長く残ることがあるとされます。もうひとつは胃の広がり方で、食事を受け入れるときに胃がゆるむ度合いが十分でないと、早く満腹になる感じにつながることがあると考えられています。
さらに、同じ刺激でも胃が敏感に感じ取りやすい状態があり、形の異常が見つからなくても痛みや不快感として自覚されることがあります。ご相談でも「胃の動きが悪いと言われました」と、消化器内科での説明をそのまま持って来られる方がいらっしゃいます。
加えて、脳と胃腸は互いに情報をやりとりしており、緊張や不安が続く時期に症状が出やすくなることがあると説明されています。この点を「自律神経」という言葉で説明を受ける方も少なくありません。
症状の出方については、食後のもたれや早く満腹になる感じが中心の方と、みぞおちの痛みや焼ける感じが中心の方があります。診療の場では、前者を食後愁訴症候群(PDS)、後者を心窩部痛症候群(EPS)と呼ぶことがあります。どちらか一方に決まるものではなく、重なって出ることもあります。同じ方でも時期によって、食後の重さが前に出るときと、みぞおちの痛みが前に出るときが入れ替わることがあります。
経過については、落ち着いている時期と強く出る時期を繰り返しながら続くことが多いとされます。食事のたびに影響が出るため生活のしやすさには響きやすく、検査で器質的な病気が否定されていても症状の波が長く続くことが、この経過の特徴とされています。
消化器内科では、症状や経過に応じて、次のような診察・検査や治療が行われることがあります。
- 上部消化管内視鏡、ピロリ菌検査、必要に応じて採血・腹部エコーなどで、器質的な疾患の有無が確認されます
- 胃酸の関与が大きい場合には、PPI(プロトンポンプ阻害薬)や H2ブロッカーが処方されることがあります
- 胃の動きが落ちている場合や早く満腹になる感じが強い場合には、アコファイド(アコチアミド)などの消化管運動機能改善薬が用いられることがあります
- 不安や緊張が強く影響している場合には、心療内科・精神科との連携で、抗不安薬や SSRI/SNRI が処方されることがあります
- 消化器内科でも、六君子湯・半夏瀉心湯・安中散などの漢方薬が保険適用で処方されることがあります
お薬の内容や量の調整は、処方元の消化器内科で確認されます。
上部消化管内視鏡とあわせてピロリ菌の検査が行われることがあり、感染が確認された場合には除菌が検討されます。除菌を終えた後も胃もたれやみぞおちの不快感が残ることがあり、除菌と症状の残り方が必ずしも一致しないことも知られています。
また、症状に応じて、一度の食事量、脂質の多い食事、就寝前の食事、食後すぐ横にならないこと、喫煙や飲酒との関わりについて、医療機関から案内されることがあります。
すでに検査や治療を受けている方は、お手元にある範囲で検査結果やお薬の内容をお知らせください。これから受診を考えている方も、気になる症状をお聞かせいただけます。まず消化器内科で器質的な病気の有無を確認しておくと安心です。消化器内科での方針をふまえながら、当薬局では胃の調子、睡眠、疲れ、冷え、食生活、ストレスなど体調面のご相談を進めます。
神皇漢方薬局が選ばれる3つの理由
1. 予約制で、胃もたれ・みぞおちの不快感を落ち着いて相談できます
機能性ディスペプシアのお悩みは、胃もたれやみぞおちの不快感だけではありません。食後のつらさ、少し食べただけで苦しい感じ、吐き気、食事への不安、ストレスとの関係なども含めて伺います。予約制のため、これまでの経過や今のお困りごとを、落ち着いてお話しいただけます。
2. 薬剤師が、問診と糸練功も参考に体質面を確認します
私は初回に約60〜90分をとって、急がずに最初から経過を伺うことにしています。いつ頃から始まったのか、どんな場面で強くなるのか、食事のとり方や眠り方がどう変わってきたのか。話が前後しても構いません。そのうえで、問診で伺った内容に加えて糸練功も参考にしながら、体質面を確認していきます。
3. 胃の不快感だけでなく、睡眠・疲れ・ストレス・食事まで一緒に伺います
胃の重さが「いつ」出るのかを、私は最初に伺います。食後すぐに来るのか、空腹の時間帯にみぞおちが痛むのか、夜になってから重くなるのか。ここが分かるだけで、その先にお聞きすることがずいぶん変わります。食後すぐなら一回の食事量や食べる速さを、空腹時なら食事の間隔を、夜に強まるなら日中の緊張がどこまで残っているかと眠りの浅さを、あわせてお聞きします。食べられる量が減ってきた時期と、疲れが抜けにくくなった時期が重なっている方も少なくありません。胃の症状だけを切り離さず、この重なり方まで含めて伺います。
LINE は文字でメッセージをお送りいただけますので、ご都合の良いタイミングでお送りいただけます。
料金・流れ・担当者について
- 漢方薬代は1ヶ月あたり 15,000〜30,000円 が目安です(健康保険は適用されません)
- 漢方薬のご購入を前提としたご相談料は無料、キャンセル料もいただいておりません
- 詳細は 漢方相談の料金について / 漢方相談の流れについて / 相談担当薬剤師について をご覧ください
よくあるご質問は 漢方相談のよくあるご質問 もご覧ください。
機能性ディスペプシアでよくいただくご質問
Q. 胃カメラで「異常なし」と言われましたが、漢方相談で対応できますか?
はい、ご相談を承ります。機能性ディスペプシアは「胃カメラで器質的な異常がないことを確認したうえで診断される」疾患です。「異常はない」と言われた後にどこへ相談すればよいのか分からないまま、時間が経ってしまったという方は少なくありません。お手元にある範囲で検査結果や服薬状況をお聞かせいただきながら、食後の重さがいつ出るか、食べられる量がどう変わってきたかを中心に伺っていきます。消化器内科で受けている検査や治療の内容をふまえて進めますので、通院を続けながらでもご相談いただけます。
Q. 胃薬や PPI を服用中でも相談できますか?
胃薬や PPI、制酸薬など、服用中のお薬がある方もご相談いただけます。お話しいただける範囲でお薬の名前や服用状況、胃もたれやみぞおちの不快感の出方をお知らせください。胃の重さが出る時間帯と、眠れているかどうかを中心に伺います。
処方薬は自己判断で中止・減量・変更せず、量や種類の調整は処方元の消化器内科でご確認ください。
Q. 胃薬を飲んでいますが変化が乏しく、自律神経の問題と言われました。漢方相談はできますか?
ご相談を承ります。「自律神経ですね」で説明が終わってしまった、というお話は本当によく伺います。その段階でお越しいただいて構いません。お伝えいただきたいのは難しいことではなく、胃の症状が強く出るのはどんな週か、眠れているか、食事の量や時間がどう変わってきたか。そのあたりからお聞かせいただければ、あとはご相談の中で順に伺っていきます。
Q. 病院で保険適用の漢方薬をもらっています。相談してもよいですか?
はい、ご相談を承ります。いまお飲みの漢方薬の名前と、どのくらいの期間続けているか、飲んだ後の感じ方をお聞かせください。そのうえで正直に申し上げると、保険適用の漢方薬で十分な改善がある場合は、主治医のもとで継続いただくのが一番です。自費のご相談へ切り替えていただく必要はありません。それでも残っているお困りごとがある場合に、体調面としてどう伺えるかをご一緒に考えます。
Q. 喉のつかえ感や動悸も一緒に相談できますか?
喉に何か引っかかる感じ(漢方では梅核気と呼びます)や動悸を、胃の症状と一緒に訴えられる方は多くいらっしゃいます。胃のつらさとつながって動くことがよくあるので、私は必ずあわせてお聞きしています。関連ページとして 喉のつかえ感 / 動悸・息苦しさ もご覧ください。
Q. どのくらいの期間相談することが多いですか?
体質や症状の段階により異なります。数週間〜数ヶ月の経過を見ながら処方を調整していくのが一般的で、長く続いているご相談では半年〜1年程度の継続をご案内する場合もあります。
Q. オンライン相談でも対応できますか?
はい、Zoom・LINEビデオ通話によるオンライン相談に対応しています。漢方薬は代金引換または銀行振込にてご自宅へご郵送いたします。詳しくは 全国対応の漢方オンライン相談 をご覧ください。
Q. 先に医療機関へ相談したほうがよい場合はありますか?
機能性ディスペプシアのご相談では、多くの場合、消化器内科での検査や治療方針をふまえながら、体調面を伺えます。
ただし、次のようなときは、漢方相談の前に、まず消化器内科・救急外来で診てもらってください。
- 吐血、黒色便、血便がある
- 強いみぞおち痛・胸痛・強い息苦しさがある
- 繰り返す嘔吐、発熱、脱水、食事や水分がほとんど取れない
- 急激な体重減少がある
- 飲み込みにくさが進行している、固形物がつかえる
- 夜間に目が覚めるほどの症状、または症状が急に悪化している・初めての強い症状
これらに当てはまらない場合や、医療機関での方針が分かった後は、体調面のご相談として伺います。胃潰瘍・胃がん・食道疾患など、早めの確認が必要な状態が隠れていることもあるため、気になる変化は消化器内科で確認しておくと安心です。
Q. 思うように変化が感じられない場合はどうなりますか?
ご相談時にお伝えください。ご体質の見立てや、漢方の組み合わせ・剤形・服用タイミングを見直してご提案する場合があります。無理に同じ処方を続けることはありません。まずは漢方側でできる工夫から、ご一緒に見直していきます。
Q. LINEでは、どのように相談すればよいですか?
LINEでは、まず「胃もたれや胃の不快感について相談したいです」とお送りください。いつから気になっているか、症状の出方や食事との関係、消化器内科で確認されている内容や服薬状況など、分かる範囲で構いません。全部を一度にそろえる必要はありません。詳しい体質面のお話は、漢方相談の中で伺います。
病院のお薬を服用中の方へ
消化器内科に通院中の方も、通院・服薬を続けたままご相談いただけます。私がお聞きするのは、胃の重さが出る時間帯と食べられる量の変化、そして眠りや疲れ、冷えの出方です。いま飲んでいるお薬の内容と服用の状況は、お話しいただける範囲で構いません。
PPI・H2ブロッカー・アコファイド・抗不安薬・SSRI/SNRI・保険適用の漢方薬などを服用中で、漢方との併用相談を検討されている方は、病院のお薬を服用中の方へ|漢方との併用相談について もあわせてご覧ください。
関連する症状・疾患
機能性ディスペプシアと重なって出やすいお悩みについては、次のページもご用意しています。
- 慢性胃炎の漢方相談
- 胃潰瘍・十二指腸潰瘍の漢方相談
- 逆流性食道炎(GERD)の漢方相談
- 過敏性腸症候群(IBS)の漢方相談
- 自律神経失調症の漢方相談
- 喉のつかえ感の漢方相談
- 食欲不振・胃腸が弱い方の漢方相談
担当薬剤師からのメッセージ
機能性ディスペプシアは、食事のたびに胃のつらさが気になるため、毎日の生活の質に直接影響するつらい領域です。「食べることが楽しめなくなった」「外食や家族との食事がつらい」というお声も多くいただきます。
検査で異常がないと言われた段階でご相談に来られる方は、それまでに多くの病院やお店を訪ね歩いて、何度も同じ説明を繰り返してきた方が少なくありません。だからこそ私は、急がずに最後までお話を伺うことにしています。「知り合いに勧められたけれど私に合うのかな」「漢方薬にも副作用があると聞いたけれど」「効果っていつから出るんだろう」。こうした疑問は、はじめてお越しになる方がどなたも同じように持っておられます。分からないまま来ていただいて構いません。
検査の数値だけでは見えない体質の偏りや、食事の癖、お薬との関わりまで含めて、お一人おひとりの背景を伺うことを大切にしています。
「自分の症状が漢方相談の対象になるのか分からない」段階のご相談でも、まずはお話をお聞かせください。LINEなら文字でも相談内容をお送りいただけますので、ご自身のペースでご準備ください。
— 神皇漢方薬局 北浦 久貴
ご相談予約
来店相談 / オンライン相談どちらも対応
※相談は予約優先制です
神皇漢方薬局 相談担当薬剤師:北浦 久貴
所属・役職:神皇漢方薬局 / 関西伝漢研 理事長
漢方相談・生薬に関する研鑽を続けながら、体質・服薬状況・生活背景を伺うご相談を行っています。
最終確認日:2026年5月7日